当院は近鉄「大阪上本町」駅 徒歩約3分、大阪メトロ「谷町九丁目」駅 徒歩約5分の場所にある整形外科、「たくみ整形外科上本町」です。

当院には腰痛の症状で来院される方も多くいらっしゃいますので、大阪上本町エリア大阪日本橋エリア鶴橋エリアで腰痛を診てくれる整形外科をお探しの方は、ぜひ、ご来院ください。

今回はそんな腰痛で悩んでおられる方に、当院、院長の監修のもと、腰痛の症状の特徴や原因、当院の治療法などを紹介しておりますので、最後までぜひご覧ください。

 

1. 腰痛に悩んでいる方へ

腰痛症状

日本人の8割以上が一生に一度は経験するとされる腰痛。原因が多岐にわたるため、適切な診断と治療が重要です。この記事では、医学的エビデンスに基づき、腰痛の原因と効果的な治療法・対策を解説します。

 

2. 腰痛の主な原因と医学的分類

腰痛は、大きく「特異的腰痛」と「非特異的腰痛」に分類されます。

分類説明代表的な疾患・原因例
特異的腰痛原因が特定できる腰痛。画像検査や診察で明確な疾患が判明する。・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・圧迫骨折
・感染症(脊椎炎など)
・腫瘍(がんの転移など)
・内臓疾患(腎臓・膵臓・婦人科疾患など)
非特異的腰痛明確な原因が特定できない腰痛。腰痛全体の約85%を占める。・筋肉・靭帯の損傷や炎症
・姿勢不良
・運動不足や筋力低下
・ストレスや心理的要因
・長時間の同一姿勢

 

① 特異的腰痛(原因が特定できる腰痛)

以下の疾患は画像検査や神経学的検査で診断が可能で、適切な治療が必要です。

 

  • 腰椎椎間板ヘルニア

    • 椎間板が突出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす。

    • 症状:腰痛、下肢のしびれや痛み、長時間座ると悪化。

    • 診断:MRI検査で確認。

    • 治療:保存療法(リハビリ、薬物療法)、重症例では手術。

  • 脊柱管狭窄症

    • 加齢による変性で脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される。

    • 症状:歩行時のしびれ・痛み(間欠性跛行)、前かがみになると楽になる。

    • 診断:MRI検査。

    • 治療:運動療法、薬物療法、ブロック注射、重度では手術適応。

  • 椎間板変性症

    • 加齢や負荷による椎間板の水分減少・劣化。

    • 症状:慢性的な腰痛、動作開始時の痛み。

    • 診断:MRI検査。

    • 治療:保存療法、運動療法。

  • 腰椎分離症

    • 腰椎の後方部分(椎弓)が分離する。

    • 症状:スポーツをする若年層に多く、腰の痛みが持続。

    • 診断:X線・CT検査。

    • 治療:コルセット固定、運動制限。

  • 腰椎すべり症

    • 腰椎が前方にずれることで腰痛や神経圧迫を引き起こす。

    • 症状:腰痛、足のしびれ、歩行障害。

    • 診断:X線・MRI検査。

    • 治療:運動療法、薬物療法、重症例では手術。

  • 坐骨神経痛

    • 腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因で坐骨神経が圧迫される。

    • 症状:臀部から下肢にかけての痛みやしびれ。

    • 治療:原因疾患の治療、神経ブロック注射。

  • 腰部脊柱側弯症

    • 背骨が左右に曲がる病態。

    • 症状:左右の肩の高さが違う、慢性的な腰痛。

    • 診断:X線検査。

    • 治療:軽症は経過観察、進行例は装具療法や手術。

  • 腰椎圧迫骨折

    • 骨粗鬆症による骨折が主な原因。

    • 症状:突発的な腰痛、前かがみで痛みが増す。

    • 診断:X線・MRI検査。

    • 治療:安静、コルセット固定、骨粗鬆症治療。

当院では「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」で推奨されている最新の機械で、腰椎、大腿骨の骨密度を測定可能です。

 

  • 内臓疾患に伴う腰痛:腎臓や消化器疾患が原因のケースもあり、整形外科以外の診療科受診が必要なこともある

 

② 非特異的腰痛(原因が特定できない腰痛)

約85%の腰痛は画像診断でも特定の異常が認められず、「非特異的腰痛」と分類されます。以下の要因が関与すると考えられています。

 

  • 長時間の同じ姿勢(デスクワーク・立ち仕事)

  • 体幹筋の弱さによる支持力不足

  • ストレスや自律神経の影響

  • 肥満や運動不足による筋力低下 など

 

 

3. 当院での診断・MRI検査の流れ

たくみ整形外科上本町診察室

 

腰痛の診断プロセス

  1. 問診(痛みの種類・発症状況・生活習慣)

  2. 身体診察(神経学的検査・姿勢評価)

  3. 必要に応じてレントゲン検査

  4. MRIが必要な場合は、提携医療機関へ紹介し、確実な診断を行う

  5. 診断後、適切な治療法を提案

 

4. 腰痛改善のための5つの対策

腰痛は日常生活の改善によって症状が軽減することも多く、適切な治療法を取り入れることで予防も可能です。 ここでは、整形外科医が推奨する5つの対策についてご紹介します。

 

① 運動療法(ガイドライン推奨)

腰痛の改善には適度な運動が不可欠です。日本整形外科学会でも、運動療法が最も有効な治療法の一つとされています。

 

  • 体幹トレーニング(プランクなど)

  • 股関節ストレッチなど(ハムストリングス・腸腰筋を柔軟にする)

  • ウォーキングやヨガなど(無理なく継続できる運動)

 

② 薬物療法

腰痛の症状を和らげるために、ガイドラインに基づいた鎮痛薬を使用することがあります。

 

  • アセトアミノフェン(軽度な痛みに適応)

  • NSAIDs(ロキソプロフェンなど)(炎症や強い痛みに使用)

  • 神経障害性疼痛には神経障害性疼痛治療薬(神経痛やしびれに使用)

  • 筋弛緩剤や漢方薬(補助的に使用されることがある)

 

③ 姿勢改善と生活習慣の見直し

日常の姿勢が腰痛を悪化させる原因となることもあります。長時間同じ姿勢を取らないことが重要です。

 

  • デスクワーク時は30分に1回立ち上がる

  • 腰に優しい座り方・立ち方を意識する

  • 寝具の選び方(適切なマットレスや枕を使用)

  • 体重管理も腰への負担を減らす重要な要素

 

④ 理学療法・リハビリ

専門的な理学療法士によるリハビリを行うことで、腰痛の根本的な改善が期待できます。

 

  • 運動療法+理学療法が最も有効

  • 電気治療、ストレッチ指導

  • 姿勢矯正やバランス強化トレーニング(腰への負担を軽減)

当院では、理学療法士による腰痛に対する運動器リハビリテーションも行っております。

 

⑤ ブロック注射・外科的治療

保存療法が無効な場合や、神経症状が強い場合には、ブロック注射や手術が選択肢となります。

 

  • 神経ブロック注射(痛みの原因を特定し、即効性あり)

  • 脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアでは手術適応も考慮

  • 最適な治療法は診断結果をもとに決定

 

 

5. こんな場合はすぐに病院へ!

足のしびれ・力が入らない(神経症状)
発熱・体重減少(感染症や悪性腫瘍の可能性)
尿・便の失禁(馬尾症候群の可能性)
夜間に増悪する強い痛み(内科疾患の可能性)
強い転倒や外傷後の痛みが続く場合

 

6. まとめ

  • 腰痛の85%は「非特異的腰痛」 であり、適切な運動・姿勢改善が重要

  • MRI検査が必要な場合は、提携医療機関へ紹介し、確実な診断を行う

  • 日本整形外科学会の推奨する運動療法・薬物療法が有効

  • 神経症状がある場合は早めの受診が必要

  • 生活習慣の改善も重要な要素

 

たくみ整形外科上本町では、「科学的根拠に基づいた治療」 を提供しています。
腰痛でお困りの方は、早めの受診をおすすめします!

 

当院では、時間予約制ではございませんので、診療時間内に直接ご来院いただくか、インターネットで当日WEB順番受付を行ってご来院ください。
初診の方でも当日WEB順番受付をご利用いただけます。

 

詳しくは、下記、インターネットでの順番受付についてのページをご確認ください。


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